「生産性」を語るのって悲しいこと!??

最終更新: 2019年9月29日


突然ですが、先日行われた選挙にて、某政治家さんが、「生産性で語られるのって悲しくないですか!?」「生きているだけでいい、そういう日本でありたくないですか!?」とおっしゃっていました。

確かに、「生きているだけで素晴らしい」という部分には同意できますが、生産性の話と一緒に語ってはダメでしょ、という感想を持ちました。


これまでどおり、頑張ることが素晴らしい、汗をかくことが尊い、「生産性」という言葉は何か人間らしさを排除した言葉だ、という価値観をこの日本が持ち続けていくことは、未来を生きる子供たちに対しても避けたいな、と思っています。

何故かというと、「生産性」を高めない限りこれからの日本は終わっていくからです。

終わっている日本を自分たちの子供たちの世代にバトンタッチしたいですか??私は嫌です。


もうとっくの昔に人口が増え、労働人口が増え、気合いで汗をかけばそれなりの産業が成立した時代は終わっています。


つまり投入する労働力の量では太刀打ちできなくなっており、そろそろ効率を考えましょうよ、ということなのです。

(結構手遅れ感もありますが、そんなことも言っていられないので、真剣に効率を考えていきましょう。)



労働生産性とは?


労働生産性とは以下の式で表現することができます。

労働生産性=付加価値額(営業利益+人件費+減価償却費)➗労働投入量(労働時間、時間あたり労働量)

※ここで大切なのは、付加価値額の中に「人件費」が含まれることです。よくある勘違いに、人件費を減らすことで、生産性を上げるというのはけしからん!というものがありますが、そもそも人件費が分子側にありますので、人件費を高くすることは生産性向上につながっています。これは人件費を「コスト」とするのではなく「投資先」と考えることと同じかな、と思っています。


労働生産性を上げるには?


上記の式を見てお分かりの通り、労働生産性を上げる方法は2つです。


1、付加価値額を上げる

ガンガン付加価値をつけて値段をあげても買ってもらえるようにすること、人件費や設備に投資をガンガンすることが考えられます。


2、労働投入量を減らす

労働時間自体を減らしたり、時間あたり労働量を減らすことです。時間あたりの労働量を減らすことというのは例えば、同時に2つの仕事を行い、一つの仕事に対して投入する労働量を半分にする、というイメージでしょうか。


日本の労働生産性はアメリカのの49.9%程度。

統計を見てみると、上記の計算式を当てはめると、日本の労働生産性はアメリカの約半分ということになります。

言い換えると、日本の稼ぐ効率はアメリカの半分にも及ばない、ということになります。

ただ、ここで本当にこの比較に意味があるか?は考えておかなくてはいけません。


資本集約型?労働集約型?

事業構造上、資本集約型の事業の方が、労働集約型の事業よりも生産性が高いのは当然です。

これは機械が頑張ってくれる(資本集約型)の事業の方が人間が頑張ってくれる(労働集約型)事業の方が効率が良さそうなイメージはお分かりになると思います。


資本集約型:製造業 労働集約型:サービス業 

とすごく大雑把に分類したとしましょう。

内閣府の出している資料には

アメリカのGDPにおけるサービス業の割合は約80%

日本のGDPにおけるサービス業の割合は約70%

とされていますので、これって結構衝撃的です。。。

何が衝撃的なのか、というとアメリカの方がサービス業(労働集約型)の割合が大きいにも関わらず、生産性が日本の2倍なのです。

もちろん為替の関係もあるので、そのまま2倍生産性が高い!とは言えません。

が、労働生産性が日本よりもアメリカの方が高いことは間違いなさそうです。


そして、全体の労働生産性も低く、サービス業(労働集約型)の比率が低い日本は、つまり製造業(資本集約型)においても労働生産性が低い、ということが言えそうです。


比較する時は時系列で!!

前にも述べたように、アメリカと比較して生産性が低いのか、、、残念。。というような、労働生産性の事業間での比較や国家間での比較を行うことにあまり意味はあまりありません。(上記で散々日本の生産性が低い!!とか言っておきながらなんやねん!というツッコミはごもっともです。。。)

大切なのは、時代によってどれくらい生産性が向上したか、という時系列での比較です。 何故ならば、その時代時代で労働生産性を向上させるためのツールが登場しているからです。つまり、生産性が向上していないのであればそれはツールを活かせていないことに他ならないのです。

そして実際日本の生産性が向上していない、と言われる所以はここ(ツールを活かすことができなかった)にあると言えそうです。

ではどうしたら具体的に生産性を向上させることができるのでしょうか?



ソフトウェア(ICT)がもたらすものがベストプラクティス、というマインド


生産性向上のためには、上で述べた方法になりますが、特に2(労働投入量を減らす)を行うためには、ICT(information and communication technology)を使わずには不可能です。

もちろん日本も頑張ってこのICTの恩恵を受けようとしてきましたが、その方法は、今行っている業務プロセスにどうやってICTを最適化させるか、組み込むのか、つまり、人間の仕事にソフトウェアを適応させるのか、という視点で生産性向上を目指してきました。


しかし、ソフトウェア(ICT)がもたらす技術、プロセスに合わせて人間が仕事をする方が、人間の仕事にソフトウェアを適応させるよりもコストが低いため、こちらの手法(マインド)の方労働生産性が高くなります。

人間を動かす(人間側が変わる)方がコストがかからないのです。


大いに「生産性」を議論し、これまではこうやってきたから、というような成功体験に執われることなく、0ベースでICTのもたらす恩恵にきちんと人間側が乗っかっていきたいですね。


乗っかっていくことで得をするのはもちろん人間なのですから。


最後がかなり雑なまとめになってしまいましたが、、、


それではまた!!


株式会社ベットワーク

大川拓洋


※ご意見等あれば、コメント頂けたら嬉しいです。

議論は大歓迎ですが、一方的な意見の押し付けは無視致します。

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