イシューに答えるために必要な「枠組み」??
最終更新: 2019年9月29日
こんにちは!最近真面目に記事を書いておりますが、
ちょっと頑張りすぎて息切れしてはいけないな、と思いますので、
ぼちぼち書いていきます。(ただし、1年間で50記事はアップします。) ※1年間とは、2019年7月1日~2020年6月30日ということで、、、(今までの記事もカウントする笑)
本記事のテーマですが、
イシューに答えるために必要な「枠組み」とは!?
です。

「枠組み」などと小難しく言っていますが、
つまりは、「イシューに答えるために必要十分な論点のセットのこと」です。
あまり簡単になっていない!?
そんなあなたに。。。
論理構造を家に例えると、屋根(イシューの答え(結論))とその屋根を支える支柱の組み合わせ(枠組み)ということができます。
なんとなく分かりましたか!?
ロジックツリーのあの下の方で頑張っている根拠たちのことです!!
この支柱ですが、当然ではありますが、屋根(結論)を支えるために、
”ぶっとく””真っ直ぐ”な存在である必要があります。
太ければ太いほど、支えられる結論が強いものになりますし、真っ直ぐでないと、独りよがり(解釈が如何様にもできてしまう)な根拠になってしまいます。
これらの支柱の”セット”を枠組みと呼びますが、それぞれの柱が同じ太さである必要性はありません。つまり、論点の粒感を揃える必要はない、ということです。MECEであればOKです。
※MECE:論点に抜けや漏れがない状態。
MECEについてはまた別の機会に記事を書いたいと思います。(多分。。。)
自分で書いていてもちょっと難しいですね。というわけで例をあげたいと思います。
例として、
イシューを「大川拓洋はトレイルランナーとして優れているか?」と設定したとしましょう。 ※イシューとは、結論を出すべき問いですので、こんなしょーもないものをイシューにしてんじゃねぇ、という批判はお受けできません。笑
このイシューに答えるために皆様はどのような枠組みを考えるでしょうか?
「心」「技」「体」について大川拓洋に対して述べれば、このイシューに答えられるような気がしませんか?
さらに、「心」「技」「体」はそれぞれかぶるところもなく、人を評価する項目として漏れもなさそうです。(MECEでありそう)
この「心」「技」「体」のセットこそが「枠組み」なのです。
この枠組みを考えたら、この枠組みに沿って根拠(仮説を立て、証明する)を揃えていきます。この時、以前の記事でも述べましたが、主張と根拠の行き来きを「why?true?」「so what?」と問いながら行うことが大切になります。この一手間によって、その主張(イシューへの答え)の信頼性が変わってきます。
ただ、この枠組みを毎回の主張のために考え出すのは大変ですよね。
そこでお勧めなのが、
「枠組み」は大切にストックしていく。
その都度考えるのは時間がかかるので、枠組みをストックしていくとかなり論理構築の時間が短くなり(そもそも枠組みに当てはめて考えてしまえば良くなる)、意思決定を素早くできるようになります。
ただし、優れた枠組み(「心」「技」「体」のセットとかはすごいなぁと思います。)はストックする価値がありますが、イケていない枠組みをストックしても仕方がないので、「枠組み」の良し悪しを判断してストックするものを選択していきたいですね。
「枠組み」の良し悪しを判断するには?
完璧な方法、というわけではないのですが、ちょっとしたポイントとしては、
この枠組みは自分の主張に対するの反対意見に対してでも同様の枠組みを使用できるのか?という問いを持ってみるという方法です。
というのも、反対意見にも設定した論点のセット(枠組み)で述べることができれば、その枠組みが確からしいと言い切れるからです。
もし、反対意見に対して同じ枠組みで議論ができないのであれば、その枠組みは独りよがりなものである可能性が高いです。
このように毎回の思考で、イシューに答えるために枠組みを組み立て、良し悪しを判断し、ストックすることを繰り返すことで、「枠組みで思考しよう」ということすら意識せずに論理展開が可能になると思います(自然と論理的思考ができるようになる)。そういうところまでいってみたいものです。
それではまた!!
株式会社ベットワーク
大川拓洋
※ご意見等あれば、コメント頂けたら嬉しいです。
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